ハーブと暮らしnote
家にあるもので芳香蒸留水作り
Date:2021.3.25
Category:ハーブレッスン
Writer:八木
毎月桜台店のワークショップで行っている芳香蒸留水をつくる講座。(講座情報はこちら)
実は私も興味津々なのですが、感染防止対策で人数を減らしているところに
のこのこ見学に行くのは気が引けて、ずっと思いをつのらせていました。
そして
行けないなら家でやってみよう!
とついに思い立ち、まずは機材をネットで探してみましたが
た、高い…。
果たして今後使い続けるかまだ分からない段階で
購入できる金額ではなかったので断念。
そんな話を夫にしたところ、
「鍋で作ってる人の記事をネットで読んだよ」
との情報が!
見せてもらうと、日用品を色々組み合わせてやっている内容で
これならできそうと思い、さらに詳しく調べ、そしてついにチャレンジ!
ちなみに「キッチン蒸留」というそうですね。
前置きが長くなりましたが、
家でも手軽に芳香蒸留水をやってみたいという方がいらっしゃいましたら
ぜひ参考にしてみてください。
【用意するもの】
・蓋つきの鍋
・蒸留水を溜める耐熱容器
・耐熱の箸置き(あれば)
・ハーブ
・精製水 or ミネラルウォーター (500mlで100mlくらい取れました)
・氷
今回私はとにかく家にあるものでやる!と決めて
費用は精製水1本分のみ。
あと使う素材は、ホーロー・ガラス・陶器などで検討し
余計な成分が入らないようにしました。
鍋の蓋のつまみがプラスチックなどの場合、気になる方は避けた方がいいと思います。
ちなみに私が使用したのは
ダンスクのホーロー鍋と野田琺瑯の容器です。
ダンスクの鍋の蓋のつまみがちょっと特殊な形で、果たして蒸留水がたまるのだろうかと疑問でしたが
同じ鍋で作っているYouTubeがあって100mlはとれたので、
わりとどんな形でも大丈夫なんじゃないかと思いました。
用意するものに「あれば」と記載した耐熱の箸置き(今回は陶器製使用)ですが
蒸留水を溜める容器の下に入れて、容器の下も水が対流するようにしました。
市販の機材が対流できていたのでやったのが理由です。
ハーブはフレッシュでもドライでも大丈夫だと思います。
私は今回化粧水を作るつもりで、庭のローズマリーとローズゼラニウムを使いました。
作る目的に合わせてご用意ください。
使う道具、ハーブをしっかり洗って準備は完了。
鍋に詰めていきます。
お水を入れたら蓋の取っ手が下になるように逆さまにしておきます。
その上に氷を。
ここでうっかりものの私は氷がないことに気づきました…。(冬場は氷を使わないので作っていなかった!)
でもここまでやってやめるわけにはいかないので、保冷剤で代用。
これでもちゃんと成功しました。
そしてようやく点火!!
弱火で30分ほど加熱していきます。
蒸留している間、部屋がハーブの香りでいっぱいになり、幸せなひととき。
30分経ち、無事芳香蒸留水ができあがりました。
芳香蒸留水自体の香りは思ったほど強くなく、
もしかすると置いた蓋が完全に密封されているわけではなかったのでそこから逃げたのかなと。
通りで部屋がいい香り(笑)
芳香成分もしっかり閉じ込めようと思ったらやはり専用の機材がベストだと思います。
今回は飛んでしまったであろう香りをラベンダーの精油でカバー。効能もプラスされて一石二鳥。
芳香蒸留水をスプレー瓶に移し、精油を数滴入れてシェイク!
乾燥が気になる場合はグリセリンを入れてもいいと思います。
防腐剤が入っていないので、保管は念のため冷蔵庫へ。
出来上がりの100mlは少ないかなと思ったのですが、
防腐剤が入らないので、悪くなる前に使い切るにはいい量でした。
洗顔後にこの化粧水とアルガンオイルでケアしています。
家にあるもので作る芳香蒸留水いかがでしたでしょうか。
私自身はできあがりにとても満足したので、
今後も庭のハーブを活用しながら続けていくつもりです。
材料費100円でフローラルウォーターを使った化粧水作り、おすすめです!
まだ1回しかやっていないので、今後作っているときに気が付いたことがあれば
加筆修正を加えていこうと思っています。
いつか店舗でのワークショップも見に行けたら
ちゃんとした蒸留器との違いなんかもレポートしたいです。
長文、お読みいただきありがとうございました。