ハーブと暮らしnote
立春時季のフィトテラピーケア
Date:2023.2.10
Category:季節のハーブ養生法
Writer:久保田
冬の土用が明けて、2月4日に立春を迎えました。
旧暦では立春は新年の始まりです。
春の始まりとはいえ、まだまだ寒さが厳しく
春は遠い先のような気がしますが
季節に合わせて、今から少しずつからだを整えていくと
春も健やかに過ごすことができます。
だんだんと気温が上がり始め、寒さも緩んでくる春には
冬の間にからだに溜め込んだ老廃物を外へ出そうとします。
春は『デトックス』の時季。
いらないものを出して、すっきりとさせましょう。
陰陽五行では春は「肝木(かんもく)」。
五臓の肝(かん)の働きが活発になりますが
血液を解毒しきれないと皮膚に不調が現れます。
この時期アレルギーが出やすいのもそのため。
また、肝がうまく働かないと
感情がたかぶってイライラしたり、怒りやすくなるので
心臓病や高血圧にも注意が必要です。
春には老廃物の排出を促して
肝(かん)の働きをサポートするハーブを積極的に活用しましょう
ダンディライオンは肝臓の強化や健胃、おだやかな下剤
胆汁分泌の促進、浄血作用があります。
ネトルは鉄分・ビタミンC・葉酸を含み、血を補い
浄血作用、体内の老廃物や尿酸を排出する利尿作用も。
ゴボウは浄血作用、解毒作用、胆汁の分泌促進、利尿作用
おだやかな便秘の解消に役立ちます。
マルベリーは血糖値の上昇を防ぎ
糖尿病などの生活習慣病の予防に役立つハーブですが
腸内環境を整える働きは便秘やダイエットにも効果的。
ジュニパーベリーは体内に溜まった老廃物や毒素の排出を促し
むくみや泌尿器系の感染症を和らげるのに役立つハーブ。
他にも、ミルクシスルやペパーミントは肝臓の働きを良くしてくれ
エルダーフラワーは発汗、利尿作用に優れ、風邪の時期にも重宝し
抗アレルギー作用がつらいカタル症状も改善してくれます。
春には肝(かん)をのびのびと働かせてあげられるよう
脇を伸ばしてストレッチしたり
なるべくストレスを溜めないよう
自分の機嫌は自分で良くしてあげましょう。
気のめぐりを良くして、イライラを和らげてくれる
オレンジピールやジャスミンも
ぜひ取り入れてみてくださいね。
春には自律神経が乱れやすくなったり
花粉が本格的に飛散して、アレルギー症状に悩まされたりします。
まずはデトックスして、肝の働きを助けることが大切。
立春を過ぎてもまだ寒い時期は続きます。
引き続き、からだのあたためと保湿ケアも続けていきましょう。
※商品名をクリックすると商品ページが開きます。
【和草茶 春浄茶】
こんな方におすすめ
〜花粉症の時期がつらい・胃もたれしやすい・季節の変わり目に体
陰陽五行に基づき、春・夏・秋・冬・土用の五季を意識した暮らし
季節に合わせたカラダ作りを目的とした国産和草ハーブシリーズ。
春の身体的特徴である身体のゆるみによる
アレルギー・ストレス・胃腸の不調をケアすることを目的としたブ
【2月限定ブレンドティー clear Nettle】
こんな方におすすめ
〜花粉症に悩まされている・貧血ぎみである・目がかゆい〜
ネトルをベースにした、緑茶感覚で毎日飲んでも飽きない味の
花粉症対策ブレンドです。続けて飲んで予防するのにぴったりなお
【おすすめHMCハーバルウォーター】
化粧水としてだけでなく
リネンウォーターやルームスプレー、ハーブクラフトにもどうぞ。
・夏ミカン ウォーター
毎月HMC桜台店で行われているワークショップ
「季節のハーブ蒸留講座」で、1月に蒸留した夏ミカン ウォーター。
・ユズ ウォーター
毎月HMC桜台店で行われているワークショップ
「季節のハーブ蒸留講座」で、12月に蒸留したユズ ウォーター。
【おすすめエッセンシャルオイル】
本格的な花粉シーズンがやってくる前から
アロマでもアレルギーケアを始めましょう。
・ユーカリ
喉のイガイガや咳が気になるときは蒸気吸入がおすすめ。
ディフューザーで使えばお部屋の殺菌にも。
・ペパーミント
花粉などで鼻がぐずぐずするときはメントールの清涼感のある香り
鼻の通りもすっきり快適に。