ハーブと暮らしnote
「夏土用」陽から陰へ変わるとき
Date:2022.7.7
Category:季節のハーブ養生法
Writer:久保田
7月20日から立秋の前日8月6日までは「夏土用」です。
土用とは季節の変わり目の前18日間のことをいいます。
年に4回ある土用の中でも夏の土用は一番重要といわれ
夏の陽から、秋の陰に変わる大きな変化のときです。
陰陽五行では土用は「脾土(ひど)」とよばれ
この時季には脾の働きをよくしてあげることが大切です。
脾の働きが悪いと胃腸障害や食欲不振、下痢や便秘など
消化器系に不調が現れやすくなります。
土用は「脾」が弱るので貧血にもなりやすく
精のつくものとして、丑の日にうなぎを食べますが
春、秋、冬土用にも同じように
気を補い、脾と胃を丈夫にするものを摂るといいとされています。
特に「黄色いもの・甘いもの」を食べるといいとされるので
かぼちゃやさつまいも、大豆、穀類など自然の甘味を味わいましょ
また、脾は湿(体内の余分な水分)を嫌います。
生ものや油っこいもの、アイスクリームなどの冷たいものの摂りす
体内に湿を生むので控えましょう。
夏バテの特徴である
胃のもたれ、食欲不振、疲れやすい、むくみなどの不調にならない
ミネラル豊富なハーブティーで水分補給して
夏に滞りがちな身体をめぐらせていきましょう。
・胃腸の働きを高めてくれる
ペパーミントやレモングラスなど
・体内に溜まった余分な水分を取り除く利尿作用のある
ジュニパーベリーやダンディーライオン、チコリ、ハトムギなど
・気のめぐりをよくして食欲を増進し湿を除く
ジャスミンやオレンジピール、レモンピールなど
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土用の丑の日のころ、
梅仕事の最終仕上げ、梅の天日干しをしようと思います。
梅シロップの方もそろそろ仕上がってきている様子。
土用は〈体内の浄化と心身ともにゆるめてリラックスするとき〉で
無理せずゆったりと過ごして、次の季節に備えましょうね。