ハーブと暮らしnote
花粉症はハーブで免疫バランスを整えて
Date:2022.3.7
Category:季節のハーブ養生法
Writer:久保田
年が明けてあっという間に3月になりました。
寒さも少しずつやわらいで春の足音が聞こえはじめています。
ご近所の庭には全長3メートルにも及ぶミモザの木があります。
今か今かと黄色い花が咲くのが楽しみで
買い物に出るたび様子を見ているのですが
まだつぼみが固くふわふわしたあの黄色い花はおあずけです。
満開にミモザが咲くのが待ち遠しい。。。
春のウキウキした気分とは裏腹に
花粉症の人にとってはなんとも憂うつな時期になりました。
スギ花粉のピークは3月いっぱいまで続き
ヒノキは4月になってからピークを迎えます。
わが家では洗濯物の部屋干しが続いています(涙)
できればつらい症状が出ないまま春を過ごしたいものですが
ここは花粉に負けないようなからだ作りを心がけ
もうしばらくは花粉症ケアをしていきましょう。
くしゃみ、鼻水、鼻づまり、目のかゆみ、目の充血など
これらの症状が続くと外に出るのがイヤになってしまいます。
花粉症はからだの中に侵入した異物(アレルゲン)を外に出そうとするからだの異常な免疫反応。
本来なら花粉という異物が体内に入っても免疫バランスが整っていれば過剰に反応しないそう。
また、意思とは関係なく血管や内臓の働きを支配する自律神経は
そのバランスが乱れると免疫力が下がり、花粉に対する抵抗力も低下してしまいます。
夜遅くまでスマートフォンを見ていたりリモートワークで運動不足になっていませんか?
食事や睡眠、ストレスなど日々の生活習慣も見直してみてください
春には冬の間にからだに溜め込んだ老廃物をデトックスすると
アレルギー症状が軽減するといわれています。
全身の免疫細胞の約7割が集まっている腸の調子を整えることも花粉症対策に有効です。
デトックスハーブティーでからだの中からすっきりさせて
今おきている症状は抗アレルギー作用のあるハーブで和らげながら
免疫バランスを整え、花粉に負けないからだを作っていきましょう
ネトルは古くから欧米の植物療法において利用されているハーブの
からだの中の老廃物の排泄を促すことで血液を浄化し
アレルギー体質の改善に役立つことで知られています。
花粉症の症状が出る数ヶ月前から根気よくハーブティーを摂取する
症状が軽減しますが、症状が出てからも大丈夫!!
ネトルの抗ヒスタミン作用がくしゃみや鼻水などの症状を和らげて
他にも造血作用、利尿作用、ミネラルやビタミンC豊富と
効能は多岐に渡り、不眠症や関節炎、痛風、貧血、妊婦の栄養補給
さまざまな場面において使用されています。
ネトルには葉緑素が多く、緑茶のような風味が和菓子にも合うとか
毎日のお茶にも取り入れやすいかもしれませんね。
エルダーフラワーの抗アレルギー作用は
花粉症のくしゃみ、鼻水、鼻づまりなどのカタル症状を和らげ
目の充血の緩和にも役立ちます。
発汗作用や利尿作用は風邪の症状にも良いですし
からだを温める作用が冷えて寝付けない夜にもおすすめ。
ローズヒップは花粉症のカタル症状などで消耗しがちなビタミンC
抗酸化作用、抗炎症作用があります。
穏やかに便秘を解消するので腸内環境を整えるのにも役立ちます。
タイムは優れた抗菌作用で咳やのどの痛みなどを和らげます。
タイムで作ったハーブチンキや濃いめに淹れたハーブティーで
うがいするのもおすすめですよ。
ペパーミントは鼻づまりや頭痛を和らげたいときに。
あたたかい湯気とともにゆっくりと香りを吸い込みながらハーブテ
すーっとした香りが気分もリフレッシュさせてくれます。
これらのハーブをいくつかブレンドして飲むのもいいですね。
でも、タイムやペパーミントは入れ過ぎ注意です!
アレルギー・花粉対策におすすめハーブティー
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近頃耳にした、花粉症に関連することをひとつ。
花粉症の人の10人に1人が特定の野菜や果物を食べたあとに
口やくちびる、のどがイガイガしたりかゆみが生じたりする
「口腔アレルギー症候群」を発症するという報告があるそうです。
我が家でも娘がいつの頃からか
りんご、桃、梨などの果物や豆乳を飲むとイガイガすると言い出し
食べられなくなりました。
娘はじんましんも出やすく花粉症なので
この口腔アレルギー症候群なのかなと思います。
気になる方は一度医療機関を受診してみてください。
まだまだ続く花粉シーズンですが
アロマの好きな香りに包まれて気のめぐりを良くしたり
あたたかいハーブティーを飲んでからだを温め
リラックスしてうららかな春の陽気を楽しんでくださいね。